生え変わる歯も含めると、500本以上の歯があるそうですが、前に並んでいるのは、上下それぞれ60本程度。残りはどこにあるのでしょうか。
下はその頭部です。論文を一部修正しました。歯はみごとに前方だけに一列に並んでいます。
奥歯どころか、横のほうにも歯がありません。
論文によると、上あごには、片側に4本の前上顎歯と25本の上顎歯からなる58本の歯があり、下あごには、34本の上顎歯からなる68本の歯があるそうです。
見えている歯は、合計126本ということになりますね。

それぞれの歯は、"tooth battery" というパックになっているそうです。
現生のサメのように、次から次と歯が入れ替わるわけですね。断面から推定した歯が入れ替わる速度は、月1回か2回とされています。
これは、ハドロサウルスのデンタルバッテリーと同じ速さだそうです。同じバッテリーといっても、ハドロサウルス類のように、植物をすりつぶす能力は無いでしょう。

下は下あごを上から見たところ。黄色いとうもろこしのようなのが、前上顎骨歯と上顎骨歯で、オレンジが歯骨歯(dentary tooth)です。図の右側で34本あります。

参考:Structural Extremes in a Cretaceous Dinosaur、Paul C. Sereno et al,. PLoS ONE 2(11): e1230, 2007


