2007年09月15日

生きものとしての恐竜を描いた「寺越慶司の恐竜」

 先日、イラストレーターの寺越さんから「寺越慶司の恐竜(フレーベル館)」を送っていただきました。大型で分厚い画集です。

 名前からわかるように、寺越さんが長年にわたって描かれた恐竜のイラストをまとめられたものです。

 寺越さんは子供の頃、富山市内に住んでおられたそうです。私のところからそれほど離れてはいません(^^)。あとがきにも書かれていますが、当時は今よりも自然豊かで、そのときの体験から生きものをありのまま描くようになったそうです。

 たしかに、画集では「生きもの」としての恐竜の動きを巧みに再現され、細部まで緻密に描かれています。一部古いものを除いて、パソコン上で描かれたそうですが、手書きの丁寧さが伝わってきますね。

 恐竜ものの製作はそう多くはないそうですが、寺越さんのサイト・ギャラリー土風庵では、イラストの一部が見られます。

TK_dino.jpg


 画集なので、描かれた年代も示されています。後ろの記録を見ると、最初は1983年の「アパトサウルスの群れ」のようです。
 ということは、時代ごとに変わりつつある恐竜の復元も比較して楽しめます。

 下は、「ブラキオサウルスの変遷」。右下(1991年製作)から左(2007年製作)へと、首の角度と尾が変化しています。ひとつひとつをみると気がつきませんが、確かに徐々に下がってきていますね。<

914-1.jpg

 次は、羽毛恐竜の群れ。ヴェロキラプトルが2頭いますが、左上が2003年製作でその下が2007年。特に尾に羽毛が多くなっています。前足の翼は時にはボロボロに描くそうです。


914-2.jpg

 なお、上の映像は、私が撮影した単なるスナップ写真で、掲載にあたっては寺越さんの了解を得ています。当然のことながら、恐竜の色や質感などが十分に再現されていません。是非、実物でご確認ください。


 監修の小畠さんも触れられていますが、一つ一つの作品には、製作メモが示されています。単なる恐竜の説明ではなくて、どのような点に注意して描いたか、などです。

 アーティストやミュージシャンなどの人々、全集という形で自分の作品を残せていいですね。後々まで、何10年も残ります。もちろん、それだけ創造的な仕事をされているからでしょう。

 反面、ネットにあふれるブログなどは、ここも含めて、10年もすればほとんど消滅し、入れ替わっているでしょう(^^;;。 
posted by 楽園のマスター at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊)
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