幸い、台風の影響は全く無くて、辺ぴな会場にもかかわらず多くの参加者で盛況でしたね。下は講演会の様子。満員で用意した椅子が足りなくなるほど。

アンモナイトの模型について、「これは、プルーロセラスだ!」と、生きていた時は、このように口部のほうが下になっていたことを説明される先生。
(プルーロセラスは、Pleuroceras だそうです。)

学生の時から60年近くもアンモナイトを研究されている先生、適度に脱線したりして、面白い講演でした。
2時間ほどの講演から、一般的にわかりやすい点をいくつか。
- 日本最初のアンモナイトの論文は、1887年(神保小虎の卒論)
- ジュラ紀のアンモナイトは200種ほどおり、全ての期から見つかっている。
- 海生層でしか見つかっていない(淡水性のアンモナイトがいた証拠はない)。
- メスの個体の方が大きい。
- イカに近いが足は10本というわけではない(もっと多かったかも)。
- 軟体部の残る化石はあるが、不確かな点もある。
- 成長すると殻の模様が変化する。
- 上の理由などから、成長した良い標本でないと、鑑定は難しい。
続いて、オープン前のスナップ。写真左から、今回貴重な標本を提供いただいた方々の中から、佐々木和弘さんと増田和彦さん夫妻、そして、企画運営から図録編集まで大活躍された富山県古生物研究会の葉室麻吹さん。

次は、オープン前に壁面の富山県産のアンモナイトなどを見られる佐藤先生。
天井を見ればわかるように、地元の木材を利用した木造の博物館です。これも珍しい、とか。
最後に、図録(PDF)から、佐藤先生も初めて見たというオウムガイを2種紹介します。実物は、アンモナイトなどの系統関係を示す場所に展示されています。
オウムガイが生き延びて、アンモナイトはなぜ滅びたのか・・、は謎だそうで。
特に古生代の標本に、貴重で、論文よりも完全なものが多いようです。
最初は、石炭紀のオウムガイ(新潟県青海町産、ストロボセラス?の一種)。

続いて、ペルム紀のオウムガイ類(岩手県陸前高田市産、属種不明)。



また、佐々木さんのサイトにもリンクを張っています。
予告も無く出掛けて行ったにも関わらず
歓迎して頂き恐縮しております。
海韻館のような施設、そして今回のような企画!羨ましい限りです。
今更ながら気仙沼に化石館が無いのは恥ずかしいことだと思います。
今回の企画展は、全て、個人のコレクションですので、皆さんの協力がないと成り立ちませんでした。大変、感謝しています。私は、化石の運搬を手伝っただけですが(^^;;。
佐藤先生も、論文記載の標本よりも立派なものが多いと感心されていたようです。
企画展の初日は見にあまる歓待をしていただきありがとうございました。
素晴らしい展示でした。
会期中、多くの方に見ていただけることを祈念しております。
5日には、松川先生による白亜紀のアンモナイトの講演会も開催されますので、よろしければお越しください。
今度の場所は、もう少し街中です(^^;;。