アンモナイトは、1つの綱で、誕生から絶滅までの過程が良く調べられている古生物です。
タコやイカの仲間ですが、どちらかというとイカに近いそうで、復元イラストの足はたいてい10本です。

今日、その準備のお手伝いをしてきました。下は、入り口付近のアンモナイト。北海道留萌郡産の白亜紀の大型アンモナイトで、特に奥右にある化石(メゾプゾシアの一種)は直径80センチもあり、とても重くて、4人がかりでやっと運びました。殻を棲家にしていたのでしょうか、中に小さなアンモナイトの化石が入っています。

■個人所有の化石
今回の目玉は全て個人所有の化石であること。普段目にする機会が少なく貴重な標本ばかりです。
下は、デボン紀、石炭紀の展示コーナー。左端に、日本最古のアンモナイト、クリメニア類(プラチクリメニア、岩手県一関市産、デボン紀後期)もあります。

下は、房室がはっきりと残るユーパキディスカス・ハラダイ(北海道中川町産、白亜紀後期)。展示前です。

次は、ロストラム(矢印、周辺部の凸部分)つきのダメシテス・セミコスタータス(北海道留萌郡産、白亜紀後期)。

■CD-ROM付の図録
下は、今回の図録です。カラー写真で展示標本を紹介しています。A4版で全26ページ。より多くの標本写真を、時代別にPDFファイルで紹介したCD-ROMがついて、800円です。
全ての写真を印刷すると高くつきますので、CD-ROMは、いいアイデアですね。

それと、PDFファイルのメリットは、任意にズームアップできること。写真では小さくても、パソコン上でなら拡大できます。
で、以下の2つの画像は図録CD-ROM(PDF)から、その一部を拡大してみました。元の解像度が高いので、さらに拡大することも出来ます。
下は、傷ついた殻を治した跡(矢印)が残るシュードネウケニセラス・ヨコヤマイ(福井県貝皿産、ジュラ紀中期)です。

ついでにもうひとつ、顎器(がくき、矢印)の残るゴードリセラス・インターメディウム(夕張産、白亜紀後期)です。アンモナイトやイカ・タコなどは、顎器でエサを砕いて食べるのです。

