2007年06月30日

小さなメガロドン

 昨年の今頃、県内のとある新生代の露頭を歩いていたら、サメの歯が・・・。

 ホオジロザメの歯だな、と思っていたら、どうやら違うようなのです。

megalodon_2.jpg

 
 クリーニング、というほどでもなくて、砂を払っただけできれいになりました。

 で、下の映像の左は、上で見つけた歯の化石。右は、後に、近くで見つけた別の歯です。どちらも苦労して掘り出したものではなくて、たまたま拾った化石です(^^;;。

 
 形や大きさは似ていますが、比較するとわかるように、歯根の厚みがぜんぜん違います。背景の目盛りは5ミリですから、歯の全長は5センチほどです。

 
 
megalodon_1.jpg



巨大ザメ、メガロドンの幼体

 左は、 Carcharocles megalodon (カルカロクレス・メガロドン)の歯の化石でしょう。Carcharodon megalodon(カルカロドン・メガロドン)とする場合もあります。

 成体となると10センチを超える大型になりますが、この標本はその大きさから、幼体のものと思われます。
 切縁は、成体ほどS字状カーブは強くありませんが、ゆるくカーブしています。鋸歯は大きさの割りに粗めです。歯根厚は、2センチほどです。

 和名では、ムカシオオホホジロザメと呼ばれ、当時、比較的暖かかった海に棲んでいた巨大サメです。次は、この親の成体の歯を見つけたいものです。


 右はホオジロサメ(Carcharodon carcharias )の歯の化石でしょう。切縁はほとんどまっすぐで、鋸歯は粗めです。歯根は薄っぺらです。
posted by 楽園のマスター at 07:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 新生代の化石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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