荒川静香選手の"イナバウアー"のように、体を大きく弓なりに反り返って発見される恐竜化石をよく見かけます。
たとえば、下のオルニトミムス類のストルチオミムス(Struthiomimus altus)です。クリックすると全身骨格が見られます。
この反り返り、反弓緊張(opisthotonus)というらしいのですが、これは死後硬直によるものではないとする論文が報告されています。詳しくは、恐竜の楽園(明日6/8のニュース)で紹介します。
ちなみに、"イナバウアー"も、正確には"体を大きく反らしながら滑ること"ではないようですね。

フリーメディア素材集の Wikimedia Commonsから。Struthiomimus Panel Mount, 1916 によると、出典は、Bulletin of the American Museum of Natural History (1916)です。
始祖鳥やシノサウロプテリクスなど、小型恐竜で特に大きく反り返るのは首(の骨)ですね。
しかし、上のストルシオミムスをよく見るとわかるのですが、首の付け根で大きく曲がった後は、首は普通のカーブです。
次は、カマラサウルスの幼体。こちらは首ではなくて尾の付け根で大きく反り返っています。

こちらも、フリーメディア素材集の Wikimedia Commonsから。出典は、Memoirs of the Carnegie Museum, vol. 10 (1925), pp. 347-384 とあります。

