2007年06月30日

プレヒストリック・パークDVD-BOX

 
 北海道の旭山動物園が人気ですね。動物の生き生きとした姿を、うまく見せる工夫を全国の動物園がまねています。
 このように恐竜を見せる動物園があったら、世界中から見物客がやってくることでしょう。

 4日に発売される「プレヒストリック・パーク」は、恐竜たちを集めて夢のような公園を作る話です。
 
 動物学者のナイジェルが、太古の昔に行って、動物保護区のプレヒストリック・パークへ恐竜などの太古の絶滅生物を集めてくる・・・。大まかに言えば、こういうストーリーです。詳しくは、プレヒストリック・パーク(公式サイト)を。




 そのDVD-BOXを、ブリッジ・プロモーションから、送っていただきました。3枚組で、以下の6つのストーリーから構成されています。最後に、メイキング話があります。


  1. よみがえるティラノサウルス:最初は、6500万年前のモンタナで、 T.rex の捕獲に挑みます。当時は、草がほとんど生えていない荒野でした。
  2. マンモスを引き受ける:矢じりが刺さったケナガマンモスの皮下脂肪は8センチもあって治療が大変です。えさもなかなか食べません。その理由は草にあるようですが・・。
  3. 翼竜:4枚羽根のミクロラプトルが滑空します。木登りはあまり得意ではない感じですね。タイトルは原題が"Dino bird" ですから、"翼竜"ではなくて、"羽毛恐竜"がいいかな。
  4. サーベルタイガーを救え:3メートルを超える恐鳥(フォーラスラーキッド)や、ダーウィンが化石を発見したトクソドンが登場します。サーベルタイガーが滅んだ理由は自身の牙が理由だった!
  5. 昆虫の家:舞台は当時赤道直下にあった石炭紀(3億年前)のスコットランドで、巨大な昆虫採集です。酸素濃度が35%もあったので、いったん火事が起きると大変です。クラッシギリヌスが、かわいい動き。
  6. 巨大ワニ:白亜紀後期のテキサス。バスほどもあるデイノスクスが、ニクトサウルスやパラサウロロフスを襲います。
  7. メイキング話:30分ほど。使ったアニマトロニクスは13体。ゾウが、マンモスを本物と間違えたほどの精巧さ。一番苦労したCGは、デイノスクスの水中での回転シーンとか。水しぶきが微妙に絡むからのようです。CGだけでなく、それで動くであろう背景などの撮影がも難しそうです。


 全部で6つの時代からなっているのですが、面白いのは、同時進行でパークに既につれてこられた恐竜たちの様子が常に半分ほどあること。ですから、 T.rex などはどの時代でもよく出てきます。

 最初に捕獲したオルニトミムスが、次に湖を求めたり、産卵したりとか、ティタノサウルスが暴れていたのは胃石をほしがっていたのだとか、連続した物語性のあるストーリーになっています。

 また、オルニトミムスの産卵の超音波検査で卵管が2つあることがわかったり、T.rex のケガの治療に抗生物質が効くのかなど、驚きと苦労の連続で、恐竜を飼うなんて、ちょっと難しそう・・なんてこともわかります。まあ、大型動物の飼育自体、難しいのですが。
 
 恐竜の生態や当時の地球環境の再現にCGが多用されていると思っていたら、アニマトロニクス(ロボ)の実写も使われ、現実感が増しています。

 過去に行くというハイテクマシンを使いながら、恐竜たちの捕獲シーンは、なんとも原始的。パークの施設も、丸太の檻など、手作りでローテクです。そのぶん、親しみがわいて、恐竜に翻弄されるあたりは滑稽ですね。

 なお、現在のところ、パークは施設の都合からか陸上動物が基本で、翼竜や海の生物はいません。続編が作られるとしたら、このあたりでしょう。
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小さなメガロドン

 昨年の今頃、県内のとある新生代の露頭を歩いていたら、サメの歯が・・・。

 ホオジロザメの歯だな、と思っていたら、どうやら違うようなのです。

megalodon_2.jpg

 
 クリーニング、というほどでもなくて、砂を払っただけできれいになりました。

 で、下の映像の左は、上で見つけた歯の化石。右は、後に、近くで見つけた別の歯です。どちらも苦労して掘り出したものではなくて、たまたま拾った化石です(^^;;。

 
 形や大きさは似ていますが、比較するとわかるように、歯根の厚みがぜんぜん違います。背景の目盛りは5ミリですから、歯の全長は5センチほどです。

 
 
megalodon_1.jpg



巨大ザメ、メガロドンの幼体

 左は、 Carcharocles megalodon (カルカロクレス・メガロドン)の歯の化石でしょう。Carcharodon megalodon(カルカロドン・メガロドン)とする場合もあります。

 成体となると10センチを超える大型になりますが、この標本はその大きさから、幼体のものと思われます。
 切縁は、成体ほどS字状カーブは強くありませんが、ゆるくカーブしています。鋸歯は大きさの割りに粗めです。歯根厚は、2センチほどです。

 和名では、ムカシオオホホジロザメと呼ばれ、当時、比較的暖かかった海に棲んでいた巨大サメです。次は、この親の成体の歯を見つけたいものです。


 右はホオジロサメ(Carcharodon carcharias )の歯の化石でしょう。切縁はほとんどまっすぐで、鋸歯は粗めです。歯根は薄っぺらです。
posted by 楽園のマスター at 07:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 新生代の化石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月27日

始祖鳥は、進化のイコンか

 ミラー・ユーリーの実験に系統樹、脊椎動物の前肢の相同やヘッケルの胚の絵、そして始祖鳥・・こいつらはみんなニセモノだ! なぜ教科書に掲載され続けるのか? 

 ダーウィンの進化論を否定するインテリジェント・デザイン(ID)構築者の一人、のジョナサン・ウエルズ(Jonathan Wells)が著して話題になったIcons of Evolutionの訳本、進化のイコン(コスモトゥーワン)が出版されています。

 前に本屋で立ち読み、いや、座って読みました(^^)。宗教感が違うのでしょう、日本ではあまり話題になりませんね。

icon_of_Evolution.jpg

 副題は、原著が"Science or Myth (科学か神話か)"で、日本語版は、"破綻する進化論教育 生物教科書の絵は本物か? " 日本語訳では、文献リストが略され(ウェブで紹介とか)、附記(日本における生物教科書事情)が追加されています。

 原著の発売が2000年ですから、7年遅れですね。出版社がびびったのでしょうか。翻訳は、創造デザイン学会。監訳は渡辺久義さんで、他の人は、経歴に危険が及ぶかもしれないということで、名前を伏せているそうで(^^;;。


意外と科学的

 前宣伝から、宗教がらみのトンデモ本かと思ったら、分岐学的系統関係も紹介されており、意外と科学的な話が展開されています。ただ、話は断片的で、代替となる理論があるわけではありませんけど。

 目次は、以下のとおり。いずれも教科書に出てくる有名な図(話)です。ちなみに最初のミラー・ユーリーの実験とは、原始大気を想定した混合ガスに放電し、アミノ酸を合成したというもの。




  1. 日本語版への序――ジョナサン・ウエルズ
  2. 監訳者解説
  3. 1章 ダーウィン理論は科学か神話か?
  4. 2章 ミラー‐ユーリーの実験34
  5. 3章 ダーウィンの生命の樹(系統樹)
  6. 4章 脊椎動物の前肢の「相同」
  7. 5章 ヘッケルの胚
  8. 6章 始祖鳥――失われた環
  9. 7章 オオシモフリエダシャク
  10. 8章 ダーウィン・フィンチ
  11. 9章 四枚羽のショウジョウバエ
  12. 10章 ウマの化石と導かれた進化
  13. 11章 類人猿から人間へ――究極のイコン
  14. 12章 進化論の障碍
  15. 附記 日本における生物教科書事情
  16. 索引


 「イコン(聖像)」とは、進化論を刷り込むための聖なる画像という意味とか。進化論を説明するために教科書に載っている始祖鳥などの画像のことです。"遺恨"ではないようで。


■始祖鳥、始祖鳥と騒ぎすぎ。始祖鳥は単なる通過点

 もちろん興味は、6章の始祖鳥。分岐論の説明や、飛行の起源、恐竜から鳥が進化したとする説の論争、合成化石のアルケオラプトルにまつわる学者の論争などのエピソードについて書かれています。

 本の初めのほうで書かれているのは、始祖鳥化石が見つかった時代が恐竜よりずっと前なのに、いまだに爬虫類と鳥類を結ぶミッシングリンク(失われた環)というのはおかしい、というよくある理屈です。飛行の起源についての議論もあります。木から飛び降りたとか、地上を走って飛び立ったとか・・というよくある話です。

 もちろん、著者は分岐論を支持しているわけではなく、全体として、一部の鳥類学者の主張に似ています。

 
 始祖鳥はその発見された時代や標本の美しさからよく取り上げられるのですが、羽根の生えた恐竜の一種に過ぎず、進化の途中の単なる通過点です。
 その意味で、ミッシングリンクとして、過大評価するのはおかしいでしょうね。


 最近の系統研究で用いられる分岐学では、時間の概念がありません。というのは、分析に使うパラメーターに年代は含まれていないため、分岐した年代については何も言えないのであります。
 しかし、生物はいつも最短の道(最節約的系統)をとって進化したとは限らない。つまり、分岐学的手法には大きな誤りがある可能性があるのも、面白いところ。

始祖鳥は王座追放、新たなイコン探し

 じつは、このあたりもわきまえていて、「分岐論者にっとって飛行の起源なんて二次的なもの」とあります。

 始祖鳥は単なる通過点というのも織り込み済で、で、分岐論者たちは、始祖鳥は王座を追放され、次なるイコンを探していると、話は進みます。

 代替として取り上げられているのが、バンビラプトル。原始的な羽毛を値鳥類の羽毛のように仕立て上げたというのです。学会でのエピソードもありますが、2000年の時点でまだ遼寧省の羽毛恐竜がそれほど見つかっていなかったのですから、バンビラプトルどまりです。
 

なぜニセモノか、説得力はない

 この著では、"10種類の「進化のイコン」について検証し、それらは捏造を含む事実の歪曲、うそ、ミスリード、やらせなどに特徴付けられることを明快に示している"というのです。

 しかし、始祖鳥の話をメインに読んだのですが、なぜこれがニセモノなのか、進化論を否定する根拠や主張が伝わってきませんね。

 そもそも、鳥類とは何なのか、「鳥類の定義」が不明瞭です。アラン・フェドゥーシアの鳥の起源と進化(平凡社)もそうですが、鳥の定義があやふやだから、それに続く系統の話が全てあいまいになってしまうのです。
posted by 楽園のマスター at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

ファーブルの愛した南仏と、ファーブル好きな日本人

 ファーブルが教師を辞めて、有名な昆虫記を書き始めたのは55歳からなんだとか。全10巻にもおよぶ大作です。


 そんなファーブルの研究について紹介する「ファーブルにまなぶ」展が、7月1日から、北大博物館などで開催されます。「昆虫記」刊行100周年を記念し、科博など、日仏の6つの博物館で巡回される予定だそうです。


 ファーブルやその「昆虫記」がこれほどよく知られているのは、世界中で日本だけだそうで。そういえば、子供の頃、読んだ記憶が・・。日本人は虫というか、自然が好きなんですね。
 ファーブルの地元フランスでは、虫は害を及ぼすいやなものと考えられているそうです。


 まあ、昆虫展もいいのですが、標本箱に入ったのはちょっと・・ですね。豊かな自然環境と共にあるからこそ、美しいと思うのですが。
 

Fabre.jpg

 ファーブル昆虫記の旅(新潮社)は、昆虫好きの大人二人が、「昆虫記」ゆかりの南フランスを旅した旅行記。
 昆虫の写真は割と少なくて、エクサン・プロヴァンスやコルシカ島など、田舎の美しい自然の写真がやたらと多いので、楽しめます。
 外国人が殺到すると嫌がられるので、村の実名は伏せられたりしています。いいなぁ、南仏(^^)。

 カバーは、ラヴェンダー畑で補虫網を振る奥本さん。ファーブル昆虫記(集英社)の翻訳者です。
posted by 楽園のマスター at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月17日

ハマナスの咲く浜と、骨化石発掘

 海も、そろそろ夏の気配ですね。下は、海辺に咲くハマナスの花。季節的には終わり頃で、花もまばらです。タイトルは、"ハマナスの散る浜"ですね。
 実が膨らんだものもあり、秋には赤く熟して種をつけます。

hamanasu.jpg

 で、次はそのハマナスのアップ。英名は、Japanese Rose。バラの原種で、よく見ると、花びらの先がとがっています。

 2005年の秋に、北海道の襟裳岬の断崖で強風に耐えて生えていたハマナスの種を採って撒いたのですが、翌春、2、3個が芽を出しました。今では、30センチほどなりましたが、まだ花は咲きません。
 

Hamanasu_2.jpg


 続いて、白いハマナス。ピンクの花が多い中、真っ白い花は清楚で新鮮ですね。秋になったら種が採れそうですが、どれが白い花か枝に目印をつけておかないと(^^;;。


Hamanasu_white.jpg


 おっと、わざわざハマナスを見に行ったわけではなくて、化石発掘の帰りに寄っただけ。

 下からは、採集した骨化石の一部。断片も含めて、結構採れました。
 1年ほど前に見つけた新生代の地層ですので、恐竜ではなくて、哺乳類の化石でしょう。
 今回は、いつもと少し違う場所。いずれの化石も発掘箇所は同じで、かたまって埋まってますので、いずれも同一個体のようです。


Bone_20070617_3.jpg 

 上の化石は、手のひらほどの大きさで、厚み1センチほどのプレート状化石の断面です。サンドイッチのように、中央部に骨組織の特徴であるスポンジ状組織をはさんでいます。
 右上に斜めに走っている茶色の線は、1ミリほどの穴。神経か何かが通っていたのでしょう、化石には所どころに小さな穴が開いています。

 
 次は、断面が楕円形で、肋骨あたりでしょう。左は愛用のハンマーですが、ここではシャベルのほうが役に立ちます。
 化石の裏面の中央部にスポンジ状組織がありますが、ほとんどが緻密に石化しています。
 中には、スポンジ状組織が全く無くて、石としか思えない化石も見つかります。こういうのを最初に骨化石と断定したヒトは偉い! 私ではありません(^^;;。


 鉄分を多く含むためか、化石の周りには、周囲には無い赤い砂がびっしりとついています。かつてこの骨の周囲には血液を含む筋肉組織がびっしりあったようで、赤い砂も軟らかくおいしそうな肉のような感じです(^^)。


Bone_20070617_2.jpg


 この日の一番の収穫は下の化石でしょう。一部しか見えてませんが、関節の一部のようです。いくつかの断片がつながれば全長は20センチは超えそうです。
 どんな化石化は、お楽しみに・・・。 

Bone_20070617.jpg
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2007年06月12日

我が家の富士山

 ラニャーニャ現象とやらで今年の夏は暑くなりそうだとか。聞いただけでムッとしますね(^^;;。
 一方、富士山では例年に比べて残雪が多く、平地が暖冬だと逆になるのだそうです。

 ところで我が家の富士山といえば、これ。お風呂のポスター 富士山です。

bath_poster_1.jpg


 ずいぶん前から張っているのですが、のどかで楽しめます。古い時代のようですが、浮かんでいるのはウインド・サーフィンです。
 接着剤を使っておらず、水にぬらすと簡単に張り付きます。失敗してシワができても何度でも張りなおせます。

 反対側は、お風呂のポスター・ブルーアイランドです。左右でがらっと雰囲気が違います(^^;;。
 防水の特殊紙ですが、自分で撮った写真もポスターに出来ると面白いですね。

bath_poster_1.jpg
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2007年06月07日

恐竜のイナバウアー

 
 荒川静香選手の"イナバウアー"のように、体を大きく弓なりに反り返って発見される恐竜化石をよく見かけます。

 たとえば、下のオルニトミムス類のストルチオミムス(Struthiomimus altus)です。クリックすると全身骨格が見られます。

 この反り返り、反弓緊張(opisthotonus)というらしいのですが、これは死後硬直によるものではないとする論文が報告されています。詳しくは、恐竜の楽園(明日6/8のニュース)で紹介します。

 ちなみに、"イナバウアー"も、正確には"体を大きく反らしながら滑ること"ではないようですね。

Struthiomimus2.jpg


 フリーメディア素材集の Wikimedia Commonsから。Struthiomimus Panel Mount, 1916 によると、出典は、Bulletin of the American Museum of Natural History (1916)です。


 始祖鳥やシノサウロプテリクスなど、小型恐竜で特に大きく反り返るのは首(の骨)ですね。
 しかし、上のストルシオミムスをよく見るとわかるのですが、首の付け根で大きく曲がった後は、首は普通のカーブです。

 次は、カマラサウルスの幼体。こちらは首ではなくて尾の付け根で大きく反り返っています。

Camarasaurus.jpg

 こちらも、フリーメディア素材集の Wikimedia Commonsから。出典は、Memoirs of the Carnegie Museum, vol. 10 (1925), pp. 347-384 とあります。
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2007年06月06日

恋するカレン♪

 おぉ〜 カレン♪ 浜辺のぉ 濡れた砂の上でぇ〜♪

 なんかなつかしい声が流れてるなぁ、なんてテレビを見たら、トヨタ・アリオンのCMでした。

 音楽はほとんど目立ちませんが、お気に入りの一曲なので、気づきました。どんなCMかは、トヨタのTV-CFライブラリーのアリオンをどうぞ。

 曲名は、「恋するカレン」。CMで歌ってるのは、作曲の大瀧詠一ですが、普段聴くのは、CHEMISTRYのアルバムのほうです。

 試聴はヤフーミュージック(大瀧詠一)でどうぞ。大瀧詠一のポップな感じよりもCHEMISTRYのせつない声のほうが好きかな。


 最初の歌詞の続きは、"抱きあう 幻を笑えぇ〜♪" なんですが、CHEMISTRYの歌では、何回聞いても、"はきあう" と聞こえます(^^;;。"浜辺ではきあう幻"って、何かと思いますね。


Between_the_Lines.jpg
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2007年06月05日

ひとりぼっちのジョージ

 明日、6日にNHK教育で放送される地球ドラマチックは、ひとりぼっちのジョージ〜ガラパゴスゾウガメの物語〜です。

 ガラパゴス諸島のピンタ島でたった1匹残されたゾウガメの物語です。



 ガラパゴス諸島といえば、ダーウィンの進化論のきっかけとなった場所。

 「ロンサム・ジョージ」は、そこのピンタ島で発見された年老いたオスのゾウガメ君。

 この島固有の亜種(Geochelone abingdoni)で、地球最後の一頭ではないかとされ、

 ひとりぼっちのジョージ(早川書房)まで著された有名人、いや有名ガメ。

(原著は、Lonesome George。表紙は翻訳本の勝ちだな)


Geochelone.jpg



 最近、別の島(イザベラ島)で、ジョージの血を受け継ぐ雑種が見つかったそうで(朝日とかBBC)。

 しかし、残念なことに、その雑種もオス。

 うーん、ガールフレンドはどこに?

 ジョージ君の血は絶えてしまうのでしょうか。
 



 グーグルをさまよってたら、ガラパゴス諸島旅行記(Gecko生態図譜)にもジョージ君の写真が。 
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でか足国、パタゴニア

 前に買ったでか足国探検記(新潮文庫)は、椎名誠らが、南米の先端、パタゴニアをうろうろする話。

 パタゴニアは、スペイン語でパタゴン(でっかい足の人々)が住むところいう意味らしい。

 でっかい足とは、実はヒトの足ではなくて、かつてそこに棲んでいた竜脚類の脚ではないだろうか、と思ってしまうのであります。

dekaasi.jpg


 例によって、所々に、たわいもなくヘタなイラストがありまして、"でか足同盟"としてイグアノドンなども描かれています。後ろ足は5本指ですが(^^;;。

 コモドロリパダビアという地方には化石の森という場所があって、7000万年前ほどの大木の化石がごろごろしているそうです。
 むきだしになったナンヨウスギの化石の写真がありますが、かつての豊かな森を彷彿とさせますね。

 一年中吹いている強い風の話とか、タラバガニとかゾウアザラシとか、話は多岐にわたるのですが、恐竜化石の話はないですね。
 世界の辺境を旅する椎名さんが、恐竜に興味を持っていたら、新種の2つや3つ見つけていたことでしょう。


遊ばざるもの働くべからず

 パタゴニアといえば、いつも、アウトドアウエアなどのパタゴニアが思い浮かびます。パタロハ(アロハシャツ)もあります。さすがに、社員をサーフィンに行かせようの会社ですね。



 南の島のさわやかな風が似合いそうなクラシックパタロハ。
patagonia_aloha.jpg
posted by 楽園のマスター at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

初夏の美女平

 天気がいいので、オクサンに誘われて美女平の自然観察会に参加しました。

 立山山麓にあり、立山杉とブナが混在する原生林です。ケーブルカーを乗り継いでも自宅から1時間足らずですが、国立公園内で、しかもマイカー乗り入れ禁止なので、自然は残っています。
 もっとも、標高1000メートルほどなので、下草は普通の小高い山と余り変わらない感じです。

 下は、誰かが"創作生け花"と表現した、枯れた杉の株を器に、別の新しい木々の若葉が芽生える鬱蒼とした森の1シーン。

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 富山県ナチュラリスト協会主催です。説明を聞くと、ひとつの花、ちょっとした鳥の声などについて、多くのことがわかります。もっとも、花の名などは、下山時までにほとんど忘れてますが(^^;;。

 今日は日がいいのか、他にも2つの団体の観察会があり、全体では100人以上の参加があったようです。

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"あがりこ"の立山杉

 上は、大きな立山杉を見上げるどこかのおじさん。"天涯杉"と名づけられ、幹周りは6.55メートル、樹高は30メートルです。

 ここにあるたいていの大木は、4,5メートル先で枝が何本にも分岐しています。
 江戸時代に雪が降っているときに、足元の面で切り、その切断面からまた枝が伸びたというわけです。こういうのを、"あがりこ"というそうです。この高さまで、雪が積もるんですね。
 火が燃え上がるようなので、"火炎杉"という名がつけられた木や幹の周囲が10メートルを超える大木もあります。


地味で可憐な花々

 今年は暖冬で残雪は全くなく、例年より花の開花が早いそうです。下は、木漏れ日の中のチゴユリ(稚児百合)の群生。
 一帯は白くて小さい花が多いですね。赤みがあるのは、イワカガミとアカモノ(イワハゼ)ぐらいでしょうか。

 国立公園内なので、タラやコシアブラなどの山菜も手付かずで残っています。


 小さな花のチゴユリ/蟻と比べてみてください
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■ブナの新芽の生存競争

 下はブナの芽です。弁当を食べた場所にたくさん生えていました。ここは、ギャップという大木が枯れて開いたおおきな空間で、次のポジションを争って多くの植物が芽を出しています。もっとも、大木になるのは、そのうちの1,2本でしょう。

 2004年にブナが大豊作だった時の芽だそうですから、3年目の春ですね。まわりに落ちているトゲトゲの実がブナの実(殻斗)ですが、中の種はありません。

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鳥のメスが地味なわけ

 野鳥もたくさんいました。覚えている範囲では、オオルリ、コルリ、ウグイスにキビタキ、キツツキなど。ほとんど声だけで姿は見えず、ですが(^^;;。

 鳥のオスはカラフルでとても派手ですが、メスはスズメのように地味な色です。これは子育てと関係あるようです。卵を温めているときに、目立つと狙われますからね。
 ということは、羽毛恐竜のメスもオスと違って地味だったのかもしれません。

 遊歩道は昇ったり下ったりしますが、ブナなどの落ち葉が深く積もっているので、心地よいクッションとなり膝が疲れず歩きやすいですね。秋のシーズンもいいでしょう。

 なお、一帯は、およそ10万年前に立山の噴火で出来た場所なので、凝灰岩などがほとんどで、化石はありません(^^;;。もう少し麓には中生代の地層があります。


 
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2007年06月02日

永遠のバラ

エターナルローズ:永遠のバラ

 庭のバラが次から次と咲いています。天気がいいとすぐに開きすぎて、見苦しくなるので、今年はエターナルローズに挑戦、です。

 プリザーブドフラワーとも言いますが、採り立ての花をシリカゲルに埋めて1週間程度乾燥し、樹脂で表面をコーティングするもの。
 色は次第にあせますが、それがかえっていい味をかもし出します。長い間保存できるそうです。材料などは、一番下をどうぞ。


 下は、2週間ほど乾燥したバラの一部。赤色系をまとめてみました。まだコーティングしていません。

eternal_rose.jpg

 赤いのはテディベア。本来、淡い赤銅色ですが、乾燥すると赤っぽくなります。咲きかけがいいですね。紅色はマーレッタなど。

 中央のピンクは、ピエール・ド・ロンサール。世界で最も愛されたバラに選ばれたようで、有名な花の一種です。ただし、カップ咲き中央の花弁が弱いので、乾燥するとしおれたティッシュペーパーのようにしわしわになるのが欠点です。


 下は、お隣さんのピエール・ド・ロンサールです(^^;;。よく見ると、中央部の花弁がいろいろとバリエーションにとんでいます。

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ドライフラワー樹脂コーティング 材料など

作り方や材料などは、フラワーアート夢大陸 をどうぞ。花弁の強い花ならばバラ以外でも作れます。
 乾燥に1週間程度かかるので、大量に乾燥するときはシリカゲルは結構使います。電子レンジで加熱して再生できます。

posted by 楽園のマスター at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする