2007年05月31日

フリーメディアの恐竜たち

 フリーメディア素材集の Wikimedia Commons には、恐竜のイメージも結構あります。

 名前で検索してもいいのですが、"Dinosaurs"で検索すると各グループが示されるので、そこからたどることも出来ます。

 下は、恐竜(非鳥類型獣脚類)の特徴を持つとされる始祖鳥の第10標本(サーモポリス標本)です。ラグーンで静かに堆積したんでしょう、保存状態がいいですね。

Thermopolis_1.jpg



 下の頭部には歯らしき突起が見えます。元のサイズは、2576 × 1932 pixelもあり、下のサイズが実寸の一部です。

 なお、骨の周囲からでている黒いシダ植物のような模様は、化石ではありません。
 岩の隙間に二酸化マンガンが染み出したものです。シダ植物の「しのぶ」に似ていることから、忍石(しのぶいし)といわれています。

 サーモポリス標本の特徴など、詳しくは、New Archaeopteryx specimen を。


Thermopolis_2.jpg

 
 ゾルンホーフェンの石灰岩は、床材などとして使われるため、ジュラシックストーンとして、ホームセンターなどで販売されています。
 たまに、化石がついていないか、ひっくり返したりするのですが、まあ、ありませんね(^^;;。
posted by 楽園のマスター at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | サイト紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月25日

今宵もカクテル

 今まで毎晩、ビール(発泡酒とか第3のビール)を飲んでいたのですが、最近はほとんど飲んでません。

 ビールなんてのは、缶のデザインはいろいろですが、本質的に味は大差ありません(私だけかも)。毎日となると、ケースで買ってもすぐになくなります。
 
 で、最近はもっぱらカクテル。カクテルといっても簡単なものです。氷とリキュール、炭酸水などを混ぜるだけ。炭酸水の代わりにCCレモンなどもオススメ。炭酸に税金がかからないだけ、350ccで100円以下になります(^^)。
 




 カンパリ(上のボトル)が1本あるといろいろと楽しめます。カンパリは薬草系なので、苦みがあります。最初はいやな苦味で、とてもストレートでは飲めませんが、そのうち慣れてくると病みつきに(^^;;。苦味の点では、ビールに似てますね。
 で、オススメのブレンドは、


  1. カンパリレモンソーダ
     氷の中にカンパリを注ぎ、5倍程度のCCレモンを入れて、軽くステア(まぜる)するだけ。甘みのついた炭酸系で割ると飲みやすくなります。
     オレンジジュースで割ると有名なカンパリオレンジです。5倍というのは、アルコール濃度をビールに近い5%にしたもの。

cocktail.jpg

 写真に浮かんでいるのは、桜の花。春に採って、塩と酢に1日漬けた後、塩付けにしておいたもの。ソメイヨシノのような5枚花だとばらばらになるので、八重桜系がいいですね。沈めると花が開きます。
 写真撮影で、せっかくだから入れたので、普段はこういうことはしません(^^;;。

 リキュールは星の数ほどありますが、甘めは、"クレーム・ド"という名のつくもの。砂糖が入っているので、炭酸で割るだけで口当たりのよいカクテルが簡単にできあがります。

 次回まで、夏向けにブルー・ラグーン系のカクテルでも考えておきますか(^^)。


 下のボトルは、昨年最も飲まれたリキュールのルジェ クレーム ド カシス。黒スグリがベースで甘い。白ワインで割ると、アペリティフ(食前酒)に。

posted by 楽園のマスター at 20:34| Comment(0) | TrackBack(1) | たわいもない日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

恐竜が生き残った世界

 もし、鳥以外の恐竜が絶滅せずに生き残っていたら・・。そんな世界をフューチャー・イズ・ワイルドなどでおなじみのドゥーガル・ディクソンが著しています。


 If Dinosaurs Were Alive Today(ticktock Media Ltd)です。アマゾンのタイトル、"Dinosours"になってますね。
 タイトルを訳せば"もし今日恐竜が生きていたら"。発売予定は7月31日です。




If_dinosaurs.jpg



 発売元のticktock Media Ltd にページの一部があります。恐竜化石の発見場所や特徴も解説しています。

  1. ティラノサウルスはライオンを襲う
  2. 世界で最も早い恐竜として、ストルチオミムス(Struthiomimus)が競馬に。時速70Kmに。
  3. 平原のジャイアンツ、サウロポセイドンはゾウと水浴び
 
 CGと実写を組み合わせ、それぞれの恐竜の特徴をうまく生かしてます。96ページありますから、他にどんな恐竜が生き残ったんでしょうね。

 
posted by 楽園のマスター at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

河津桜のサクランボ

日曜日の憂鬱

 デルのパソコンはセキュリティソフトのマカフィーが標準設定です。毎週日曜日は定期的にスキャンする設定なんですが、なんと2時間10分もかかります。

 スキャンしたファイルは12万余り。検出したのは怪しいクッキー9個。その間、パソコンは重くなるし・・。まあ、ほったらかしですが。


ガクアジサイと河津桜のサクランボ

 おまけに週末は雨模様。咲き始めたクレマチスやバラもうなだれています。元気なのはガクアジサイだけ。

azisai.jpg 

 
 下は、河津桜のサクランボ。いつもはこれ位になると,鳥が食べてしまうのですが、今年は健在です。

 河津桜は、早咲きで静岡あたりでは2月頃咲くようですが、我が家ではソメイヨシノよりやや早い程度。下向きにピンク色の花が咲くので、ソメイヨシノより花見向きで美しいですね。

 後ろは、クレマチス(ジャックマニー系のサンセット)と、まだつぼみのバラ(バレニーナ)の葉と、白のサンショウバラ。
 このあたりで雑草に負けじと咲いているのは、原種に近い花びら5枚のシンプルな種類です。
 
cherry2.jpg
posted by 楽園のマスター at 17:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

日本の検索サービスが遅れている理由

 いつも使う検索サービスはグーグルですが、日本ではヤフーを使う人が多いようですね。

 ところで、論文情報ナビ(国立情報学研究所)で、文献検索することが出来ます。国内の271学協会から約1000タイトル、約280万件の論文などがPDF化されています。
 
 ちなみに、全文を読むには登録が必要で、一般の登録料は年間2100円です。


論文検索というより、雑誌検索

 ちなみに、"恐竜"で検索したら以下がヒットしました。
 

  1. 研究速報「有限要素解析による鳥脚類恐竜の食餌機能評価」/生産研究
    骨組織による新種のジュラ紀後期の竜脚類恐竜の島内での小型化の証明/地球科学
    ゾルンホーフェン群島産のジュラ紀後期の肉食恐竜の新種/地球科学


 登録しないと、タイトルしか見られませんが、1999年に科博で開催されたproceedings of the second Godwanan Dinosaur Symposiumについては、全文(Pdf)を見ることが出来ます。

 しかし、論文検索というわりには、論文はほとんどヒットしません。むしろ、大江戸恐龍伝やビートたけしなど、雑誌記事などが多いですね。
 米国のグーグルが、ロボットを使いものすごいスピードで過去の本などをデータベース化しているそうですが、これらの雑誌記事は、日本のグーグルなどではヒットしません。

 それはなぜでしょうか。


日本の検索システムの遅れは著作権法のせいなのか

 それには、日本の著作権法が絡んでいるのです。日本の著作権法では、他人の著作物をサーバーに保存しただけで、権利侵害とされるため、著作者の了解がないとデーターベースを構築できないのです。

 ですから、勝手に他人のサイトの一部やその画像をサーバーに保存しまくっている検索サイトのグーグルもヤフーも、サーバーは米国にあるそうです。

 米国グーグルの、本の中身検索が著作権侵害との批判もありますが、グーグルのCEOは、コピー(印刷)できない仕組みだから問題ないんだと反論しています。

 日本では権利者の権利保護が強いのですが、政府は、年内にインターネットに関する著作権法を改正する方針だそうです。

 データーベースなど、公共性の強い場合には、了解なしに利用できるようになるかもしれません。


グーグルのひとり勝ちに対して

 グーグル」のひとり勝ちに対抗して、ヨーロッパや日本でも自国の検索システムの開発が進んでいます。日本では、「情報大航海プロジェクト」です。なんだか、前時代的な名前です(^^;;。
 

 しかし、日本のデータベース、よく言えば独自システムで、悪い意味では閉鎖的。法が改正されても、グーグルほどには期待できないかもしれません。

 たとえば、 知財情報局によると、先の国立情報学研究所データもグーグルによる情報の取り込み対象にした、とあります。おいおい、今まで閉ざしていたのかい、ですね。もちろん、クーグルで検索できても、本文は有料です。


 日本で、本や雑誌の本文が無料で検索・閲覧することができるようになるのでしょうか。

 本はともかく、古くなった雑誌を買う人はいないでしょう。ますます、売れなくなるため、再販制度改正の時よりも大きな反対の声が上がりそうです。
posted by 楽園のマスター at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サイト紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

パタゴニアの中生代の爬虫類

 20年間のフィールドワークを元に、南米パタゴニアにおける中生代の多様な爬虫類について総括した初めての本が、6月に出版されます。

 Patagonian Mesozoic Reptiles(Indiana Univ Press)で、インディアナ大出版局で、目次などが紹介されています。

patagonia.jpg
 
 独自に進化したパタゴニアの恐竜についてはある程度知られていますが、その他の爬虫類についても解説があるのは興味深いですね。
 以下の14章について、それぞれの専門家が著しています。

 英語の本は本文がわかりにくいので、図やイラストが多いかどうかが気になるところ。392ページで、白黒写真が98枚、カラーが14枚です。
 

  1. Chapter 1. Patagonia and the study of its Mesozoic reptiles: a brief history
    Chapter 2. Mesozoic paleogeography and paleoenvironmental evolution of Patagonia (Southern South America)
    Chapter 3. Testudines:カメ類
    Chapter 4. Lepidosauromorpha:鱗竜形類
    Chapter 5. Crocodyliformes:ワニ類
    Chapter 6. Pterosauria:翼竜類
    Chapter 7. Ornithischia:鳥盤類
    Chapter 8. Sauropodomorpha:竜脚形類
    Chapter 9. Non-avian theropods:非鳥類型恐竜
    Chapter 10. Aves:鳥類
    Chapter 11. Ichthyosauria:魚竜
    Chapter 12. Plesiosauria:プレシオサウルス類
    Chapter 13. Ichnology:足跡などの生痕学
    Chapter 14. Reptilian Faunal Succession in the Mesozoic of Patagonia: an updated overview


 なお、インディアナ大出版局では、ちょっと古い恐竜本などを割引価格で販売しています。Paleontology をどうぞ。再販制度のない米国ならではですね。


 ところで、お尻を向けているカバーイラストは、どんな恐竜でしょうか。パタゴニアの竜脚類とくれば、テイタノサウルス類としておけば無難でしょう。
 最近の発見例でいけば、およそ7000万年前の巨大なティタノサウルス類、Puertasaurus reuili (プエルタサウルス・レウイリ)あたりかも。



 巨大竜脚類については次回にでも・・。昔は、白亜紀も終わりに近づくと、大型竜脚類はいなくなったなんて言われてたんですが・・。
posted by 楽園のマスター at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

単純な薄膜ではなかった翼竜の翼

 コウモリの飛行の仕組み(Science)に絡んで、翼竜についてネットをうろうろしていたら、面白いサイトがありました。

 翼竜は薄い膜を使って空を滑空するわけですが、単純な1枚の薄い膜ではなくて、厚みやカーブ状態にそれなりの工夫があるようです。

 この春に開催(?)された"Fossilien 2007 Heft 2 Marz/April"とやらでのニュースのようです。このあたり、Pterosaurier als Flugmaschinen - Bionische Forschung in der Palaontologie? にあります。

 翼竜の翼の機能について新しい発見があったと紹介されているのですが、ドイツ語なのでよくわかりません(^^;;。ちなみに、タイトルの訳は、"飛行マシーンとしての翼竜-古生物学での生物学的リサーチ"です。
 翼竜研究はドイツで盛んなんですね、Wikipediaもドイツ語のほうが充実しています。


ptero_wing.jpg 翼竜の翼の断面図。画像は、Fossilien-Forumから。簡単に日本語訳をつけてますが、正確かどうか(^^;;。
(クリックで拡大します)




 化石にUVライトをあてて組織学的にリサーチしたのでしょう。図を見ると、膜にも厚みの違いがありますね。
 繊維質で空気を含んだ泡状組織(schaumgewebe)があり、この部分が膜の中では一番厚くなってます。発泡スチロールのように軽くて丈夫な組織なんでしょう。
 血管を包んだほうが、断熱効果があると思うのですが、血管は一番下にあります。


 翼といえば、前(前縁)がまるく涙滴型の翼(クラークY型)で揚力を得ることが知られています。
 しかし、完全流体で計算したような単純な話ではなく、翼の後ろでは気流が複雑に渦巻いているようです。

 離陸時とか着陸時など、前後の厚みやカーブ状態を巧みに調整していたのでしょう。膜は鳥の翼より劣っているように思われがちですが、筋肉や血管が通ってる膜ならでの工夫もあったようです。



 このあたり、すでに報告されていたり、Evolution And Palaeobiology of Pterosaurs(Geological Society Pub House)に書かれているような気もします。


午前10時の自動配信です。
posted by 楽園のマスター at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議な翼竜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月09日

木彫の動物たちと、リアリズムの追求

 プラスチックで出来ているなら、なんだぁ、という感じですが、ノミの跡がしっかりと残る木彫りだと、おぉ、ですね。
 
 平塚市美術館で開催されている「三沢厚彦 アニマルズ+PLUS 展」の話です。今朝の日経で紹介されていたので、ネットでのぞいてみました。
 
 美術館では初の個展だそうです。ゾウやキリンなどのおなじみの動物から、ユニコーンなどもいます。1匹1匹の動物だけでなく、全体がかもしだす雰囲気も面白そうです。


木彫に彩色という斬新さ

 動きにいまひとつ躍動感が無いポーズが多いのも、なんとなく温かみというか存在感を感じるのも、木彫だからでしょう。クスノキの丸太から、「なた彫り」という平安時代の仏像で使われた技法で彫るのだとか。

 全て実物大ですから、ゾウなどはたいへんです。大型恐竜はとても無理でしょう(^^;;。木彫に色をつけるというあたりも斬新です。古い彫刻家だと、せっかくの木肌に色をつけるなんて・・と怒りそうです。

 著作権があるので、アマゾンの本のカバーで紹介します。三沢厚彦 アニマルズ(求龍堂)のカバーの犬です。遺跡から発掘されたような顔つきですね(^^;;。

Animals.jpg


 このあと各地を巡回します。詳しくは、展覧会紹介(読売)を。三沢厚彦(gaden presents)によると、図鑑は見るが、実物はほとんど見ないそうです。
 ということは、恐竜の彫刻もありえそうです。カラフルなラプトルが10頭そろえば、さぞ壮観でしょうね。


リアリズムの追求
 アートといえば、何日か前の日経に、骨が好きな画家の話がありました。北海道のアトリエにたくさんの動物の骨をコレクションしているそうです。

 内容を調べようとしたら、新聞が見あたりません。日経テレコンで検索すると、ヒットしたのは、「動物の骨に首ったけ―画家の野田弘志氏」というタイトルだけで、本文は読めません(^^;;。5月2日の記事です。

 うろおぼえですが、確か、日本ではリアリズムとやらが定着しておらず、見かけの美しさや豪華さだけを追い求めているというような話でした。

 確かに飾って楽しめる絵や豪華な工芸品が人気がありますから、ついついそういう作品を作るようになるのでしょう。

 しかし、アートに真実を追求するサイエンス的な側面があってもいいのかもしれません。ただ、あまりにサイエンス的だと、単なる論文のイラストになってしまうので、どこかで個性をだして、リアリティに創造性や非現実性を付け足すのがポイントでしょう。

 先の動物展も、実物大で本物そっくりな動物というリアリティを、木という素朴な素材の個性で表現しています。このあたりの非現実性が、あれやこれやと見る人の創造性をかきたて、多くの人の興味を引いているのかもしれません。


 その点からいえば、恐竜は、リアリティ(骨格という事実)と創造性(成体復元)がからんだ面白いテーマなんですね。

 
posted by 楽園のマスター at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | たわいもない日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

恐竜橋:ヒントは恐竜の脊椎から

 今日は、恐竜からヒントを得て考え出されたという「恐竜橋(dinosaur-bridge)」の話。

恐竜橋(ダイナソーブリッジ)
 恐竜橋は、1988年に米国で開催された「未来の橋コンテスト」で、優勝した設計案です。ヤモリの指(早川書房)の「圧縮力と張力の建築システム」のなかで紹介されています。

 実際の橋として完全に実現可能だけど、まだ実際に施行されていないのです。

 本に図がありますが、その構造は、恐竜の脊椎骨をまねたもの。圧縮力に強い脊椎に相当する部分がいくつもつながって、上下は、引っ張る力に強い腱をまねたケーブルで連結されています。

 ただ、"dinosaur-bridge"で検索しても、そのデザインはネットには見当たりませんでした。かわりにどこかの恐竜のような橋のイメージがヒットしました(^^;;。

 たしかに実現可能に見えるのですが、恐竜の場合、関節部分で動くことが想定されているので、この橋も強風が吹いたりするとゆれそうな橋ですね。

 他には、大たい骨の構造がクレーンの設計に役立った話などがあります。

Gekko's_foot.jpg 

バイオインスピレーション
 どんな名工でも、細工が出来るのはせいぜいミリ単位。しかし、生物はその100万分の1、ナノレベルでの名細工を難なくやっているのです。分子からなる生物ですから、当たり前といえば当たり前の話。

 しかし、もっとすごいのは人類の技術力。解明した謎を、酒場のうんちくに終わらせず、生活に生かすべく再現するのです。

 ヤモリの指(早川書房)は、バイオ・インスピレーションを紹介するポピュラーサイエンス書。
 原著は、The Gecko's Foot  副題は、Bio-inspiration:Engineering New Materials from Nature  

 バイオ・インスピレーションとは、生物が持つ形やシステムなどの不思議な力を最新の科学で解明し、さらに社会に役立つ応用例として巧みに再現するテクノロジーだそうで。

スーパーマンも可能に
 たとえば、ヤモリが、天井にはりつくとか、つるつるのガラス面でさえ滑らずに昇れるのはなぜか?

 もちろん吸盤ではありません。知っているようで詳しくは説明できなかったヤモリの不思議。いやはや、10億本ものものすごく細い毛で、ファンデルワールス力という、ごくごくわずかな分子間力を使っていたとは・・。

 この技術を「ヤモリテープ」として粘着テープに生かせば、今話題のスーパーマンのように、壁を登ることが出来るのです。

 ただ、ミクロの挑戦に比べて、マクロな建築関係ではバイオ・インスピレーションの例は明らかに見劣りします。

 恐竜を生かすなら、空洞が多い骨とか下から支える頚肋骨もあるのですが、恐竜という生物で20メートル程度が珍しくても、鉄骨を使う現代建築ではたいしたサイズではないのでしょう。
 リン酸カルシウム(骨)を鉄に変えたとすれば、はるかに巨大なサイズの構造物でこそ生かされるのかもしれませんね。


posted by 楽園のマスター at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

日本の恐竜足跡にも続々と学名が

 日本で発見された恐竜の足跡化石にも、続々と学名がつけられているようです。ニュースや論文ではなくて、「足跡からわかる恐竜の生活(松川 正樹著、誠文堂新光社)」で知りました(^^;;。

 大判で子供向けの本ですが、それだけ、写真やイラストが多くて、かえってわかりやすいですね。K/T境界のわずか2メートル下にある角竜の角化石などは見ものです。

 骨化石と違って、足跡からは恐竜の生態がよくわかるのですが、意外な足跡化石も紹介されています。翼竜の、特に前足は不思議な形。路頭で見つけても見逃していたかもしれません。
 一番面白いのは、ずいぶん若いときの写真も混じっていることかも(^^;;。

おもしろい足跡

 足の不自由なイグアノドン類の足跡化石(カリニクニウム・レオナルドアイ)もあります。ニューメキシコ州にあり、歩幅と手のつき方が違います。ケガをしたきの足跡は獣脚類がほとんどで、植物食では初めてなんだそうです。ケガをしていると、すぐ襲われてしまうからでしょう。


 クラウチングスタートのように、獣脚類が獲物を待ち伏せしたときの足跡もあります。猫やライオンなどを思い出します。
 ジュラ紀のもので、かかとだけでなく、長い尾を引きずった跡も残っています。中国の四川省にあって、毎日ほうきで掃くため、だんだん平らになっているそうです。


 こういう跡としては、ディロフォサウルスが有名ですが、これもそうでしょうか。
 左は、ディロフォサウルス(フェバリット)。獲物を狙うポーズではなくて休んでいるポーズを再現しています。





日本の恐竜の足跡化石

 日本で見つかった足跡化石には、続々と学名がつけられています。

 石川県白山市の目附谷で見つかった新種の獣脚類(Asianopodus pulvinicalx 、アジアノドポダス・パルビニカルクス)は、真ん中の指の根元の丸いコブが特徴です(2000年の読売ニュース)。
 同じく目附谷で見つかった細身の小型獣脚類には、アジアノドポダス・パルキオイデスという名前がつけられています。学名は不明です。

 長野の小谷村で見つかった獣脚類には、シャイゾグッラッター・オタリエンシス(Schizograllator otariensis)の名がつけられています。舌をかみそうな名前ですね。

 以下の論文に記載されています。Asianopodus pulvinicalxは、新属新種ですが、Schizograllator の属名は、1986年に記載されています。

  1. Review of Japanese Dinosaur Track Localities: Implications for Ichnotaxonomy, Paleogeography and Stratigraphic Correlation
    Masaki Matsukawa, Kenichiro Shibata, Reiji Kukihara, Kazuto Koarai, Martin G. Lockley
  2. Ichnos, 12(3), p.201 - 222, 2005




 表紙は見慣れた写真ですが、裏表紙は、最近話題のウロコがリアルな皮膚痕です。
 1802年にマサチューセッツで見つかり、ヒッチコックが鳥の足跡と思っていた獣脚類の足跡化石(アノマエプス)です。

 
posted by 楽園のマスター at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月02日

最近のお気に入りは・・

 花にぃなるぅ 4月の色ぉ〜 ♪ (Here I am

 ここ最近、車の中で聴いているのは、PUSHIM。たとえば、Sing A Song...Lighter! とか WORKING GIRLとか。
 
 女性ボーカルの、ジャパニーズ・レゲエです。ちょっと調べたら、関西で人気だそうで。サイトは、PUSHIM Official Homepageです。

412HE1RBXML._AA240_.jpg


 歌詞だけでなく、ラテン系でのりがいいですね。まさに、Jamaica Jamaica !です。


 Yahoo!ミュージックで試聴できますが、曲名はほとんど知りませんので、どれがオススメかはわかりません。

 というのは、レンタルCDを聴くと、自動的にカーナビのハードディスクに録音されるのはいいのですが、5年前のナビなので、2002年以降に発売されたCDは、タイトルや曲名が自動で入力されないのです。
 手動で入れるとなると、あいうえお入力なので、これまた大変です。

 ナビ側にデータが無いからなんですが、こういうのCD側にデータを持ってほしいですね。まあ、著作権にうるさい JASLAC ですから、無理でしょうけど。


 好きなアーティストや曲だけ組み合わせて、ナビの中に別アルバムを作るのですが、曲名はイントロにするとか適当に入れたりします(^^;;。 
 だいたい曲名はわかりにくいし、歌詞や音楽とあっていないですからねぇ。
posted by 楽園のマスター at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | たわいもない日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする