2007年04月30日

恐竜もヒトも道具箱は同じ

 天才画家も我々も、使う絵筆や絵の具は同じなのに、できあがりの絵はまるで違う・・。生物の多様性もこんな感じなのでしょうか(^^)。
 
 連休に読んだというか、ぱらぱらと目を通した本の1つが、シマウマの縞 蝶の模様。光文社の新刊です。

 たとえば、恐竜とヒトの姿はずいぶん違うのですが、それらを決めている遺伝子は同じだという最近の理論から始まります。これで驚いてはいけません、このあたりはすでに知られていること。

 この本ではさらに進み、では、なぜ同じ道具箱(遺伝子)から、多様な姿かたちになるのか、ということを解説しています。


シマウマの縞 蝶の模様



 原著は、2005年に発売されたEndless Forms Most Beautiful(W W Norton & Co Inc)。

 タイトルの由来は、ダーウィンの「種の起源」の一節、「きわめて美しくきわめてすばらしい生物種が際限なく」から。




 最近の研究は進んでいるのですね。昔習った知識が次々と古くなります(^^;;。
 話は続く ・・・
posted by 楽園のマスター at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

咲き誇る園芸種とサメの歯化石

 天気がいいので、たまには花の話でも(^^)。

熱帯に乱舞する蝶のような花々

 写真は咲き誇るビオラ。たった1株ですが、去年の秋から冬も咲き続け、初夏には小さな種をつけます。

 手前は、サンベリーナシリーズのイエローとパープルという品種です。左奥の青と黄は、別種。いずれもビオラの中でも2.5センチほどの花が小さくてかわいい品種です。

 自然界にはありえないような強烈な反対色で、風がふくと小花が揺れるさまは、まるで熱帯雨林で鮮やかな蝶が乱舞するようですね。

ビオラ サンベリーナシリーズ 

咲き誇る園芸種、その次世代は・・

 サカタのタネの会員(株主)だとカタログやら会員誌が毎月贈られてくるので、つい買ってしまい、庭にはこの手の花があふれています(^^;;。
 プチモルフォというなんとかの賞をもらったビオラもあるのですが、うじゃうじゃに茂ったので、短くカットしたら、咲いたのは淡い色になってしまいました(^^;;。

 ビオラはスミレ科の一年草ですが、秋から初夏あたりまで次々と咲き続けます。花のない冬も咲くのがいいですね。さらには、こぼれた種が毎年花を咲かせます。

 もっとも、スミレは植物の世界では弱者なんだとか。何らかの理由で、森林が成立しないところで咲いているのだそうで。

 遺伝子改良でもない限りなんら制限はないのでしょう。園芸種の開発は盛んです。春先の庭先は自然界にはありえないカラフルな色であふれています。

 ただ、園芸種は親の性質を受け継がないのが常らしく、次世代は別の花色となります。写真の左下のささやかな色が、去年の種から咲いた花々です(^^;;。




たまにはサメの歯化石も

 こちらは花壇の境に使っている化石のブロック。2枚貝に巻貝、ホタテやらが密集しています。

化石ブロック 

 かつて採集してきた新生代の化石を含む石がごろごろしていて、捨てるのも惜しいので再利用しています。

 ありふれた貝石ですが、バカには出来ません。このあいだ、素手で触っていたら、何かがチクリ。よく見るとサメの歯の化石でした。
 珍しいこともあるものです。それから、よく探しましたが、2度と出てきません(^^;;。



posted by 楽園のマスター at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月28日

発売が楽しみ、"Dinosaurs"

 分岐学に詳しいトーマス・ホルツと、カラフルな恐竜イラストで有名なルイス・レイのコラボ。Dinosaurs(Random House Childrens Books)は、最新の恐竜を網羅した恐竜百科事典で、8月末発売予定です。
 副題には、"・・ For Dinosaur Lovers of All Ages "とあります。

 せっかくですから、大きい画像で(^^)。

Dinosaurs-book.jpg 

 出版社から子供向けと思っていたら大間違い。400ページあまりもあって、内容は濃いのです。

 その一部は、記事を書いているDarren Naish: Tetrapod Zoologyで、"壮観で、最も魅力的な恐竜本のひとつ"と、紹介されています。
 LurdusaurusDilongGuanlongScutellosaurus などの初めての正確な復元が見られるとか。オヴィラプトロサウルス類についての新しいクレードの話などもあるようです。

 ルイス・レイのサイトで、イラストが紹介されています。シマウマのような模様の巨大なハドロサウルスのトサカが派手ですね。


 日本語の翻訳準備、できれば発売前から進めてほしいですね。


posted by 楽園のマスター at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜本やDVD(新刊) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

タイトルどおりなら大発見

 勝山で見つかった恐竜の皮膚痕のニュース(福井恐竜博)、連休を前にして、グッドタイミングなプレスリリースですね。

 しかし、毎日の英文ニュース・Mainichi Daily News、タイトルどおりなら大発見です(^^;;。


  1. Fossilized dinosaur skin found for first time in Japan

  2. KATSUYAMA, Fukui -- Fossilized dinosaur skin has been found in a 120-million-year-old rock bed here -- the first of its kind to be discovered in Japan, the prefectural board of education said Thursday. ・・・

 "Fossilized dinosaur skin(恐竜の皮膚化石)" 、正確には、"Fossilized dinosaur skin traces(恐竜の皮膚痕化石)" でしょう。朝日(英文)もタイトルは、"Fossil containing dinosaur skin found in Japan"です。


S_Trachodon.jpg ところで、図は、恐竜の古い論文をいろいろと紹介したThe Project Gutenberg eBook, Dinosaurs, by William Diller MatthewのFig32 から。クリックすると拡大します。

 トラコドン(Trachodon、)の尾の痕とあります。ハドロサウルス類のようですが、昔の論文なのではっきりしません。
 うろこというより皮膚の中にある骨、皮骨(scute)と説明があります。
posted by 楽園のマスター at 20:00| Comment(1) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月25日

萌えが美しい、丹波竜の発掘場所

 丹波竜の発掘サイトを紹介しているブログがあります。中生代らしき岩が広がってます。
 恐竜展会場や出動したパトカーの映像もありますが、"萌え"が美しいですね。萌えとはいっても所々に咲く山桜です。

 These days; start April.2007
 http://blogs.yahoo.co.jp/einsfam/4153444.html


 丹波竜のブログといえば、寺古屋さんのサイトが知られてますね。1月30日オープンです。


 丹波竜(竜たん)の館
 http://tanbakiti.blog91.fc2.com/blog-entry-11.html


 ところで、恐竜を活かしたまちづくりシンポのニュースを読売が伝えています。
 化石保護条例が施行されるが、アマチュアの熱意を妨げないよう望む、との声もでたとか。
 まあ、たいていは保護した後、熱が冷めると放置(ほったらかし)されるのが常のようです。時々、掘りかえす人が必要かもしれません。




こちらは、"萌え"系アート。"Be Ambitious,Guys! "のサイン入り。
posted by 楽園のマスター at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サイト紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月24日

CG の質感が向上するかも

 恐竜映画などでは、CG が多用されるのですが、なんとなく軽いというか、それぞれの物体の質感がない感じでした。

 最近、脳が質感をとらえる仕組みが解明されたそうで、Nature (下記)に報告されています。質感の知覚(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)に解説があります。

 毎日では"画像の中で明るい部分と暗い部分がどう分布しているかによって、表面の光沢や明るさ、透明感といった質感を感じている"と紹介していますが、今ひとつわかりにくいですね。


 ともかく、簡単な画像処理で、質感をリアルに表現できるようになるそうで、CG のリアル感が向上しそうです。

 視覚科学に、視覚のいろいろと面白い例がありますが、ヒトは光信号をそのままではなくて、何らかの処理をして理解しているのです。
 そのひとつの例を紹介しましょう。

■輪郭を強調する仕組み

 小学校の時のお絵かきで、輪郭を黒く描いていて、"そんな黒い線はないでしょ?"と注意されたことはありませんか。
 たとえば、下のりんごの絵です。実際、赤いりんごの周囲に輪郭の黒い線があるわけではありません。

apple2.jpg 

 実は、ヒトの眼には、実際にはない輪郭が見えるのです。脳が、物の境界の光の強弱を二次微分してその輪郭を強調しているからです。
 りんごの図では、A-B の光の強弱が二回微分されると、光の強弱の"変化の変化"としてより強い信号となり、境界が輪郭として強調されて見えるわけです。

 ですから、"ふちどりが見える"のは間違いではないのです。

 ずいぶん前からわかっていることですが、ヒトの眼が、物体の大きさをすばやく捕らえようと進化した結果なのでしょう。




参考

  1. Image statistics and the perception of surface qualities
    Isamu Motoyoshi
  2. Nature advance online publication 18 April 2007

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2007年04月23日

女湯との境にあるK/T境界

 昨日は無料券があるとのことでとあるお風呂へ。
 
 そこの露天風呂は、男女の境に黒くて大きな石が積み上げてあるのですが、さらにその上に、明らかに異なる白っぽい石が積んであります。
 
 さながら中生代の地層の上に新生代の地層が堆積した感じでした(^^;;。

 聞くところによると、境の高さが低くてのぞかれるというクレームがあったとか。

 そのうち隣湯から、昔若かったであろう娘たちの、低くて干からびた笑い声が聞こえてきました(^^;;。


 特別見たいわけではないのでしょうが、ヒトはなぜのぞきたがるのか、ですかね。




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2007年04月22日

「血族」って、いったい・・

 ティラノサウルス・レックスのコラーゲンとやらの断片がニワトリに似ているという論文がでました。しかし、時事通信のニュースは傑作でしたね。
 ・・ザウルスは、まあいいとして、体のごく一部の蛋白質の、しかもかけらの発見で、DNAが見つかったわけでもないのに・・。体の一部が似ているだけなら、ヒトとニワトリでも「血族」ですよ。


 朝日はそのまま丸写し。ちょっとはサイエンスに詳しい人いないんでしょうかね。


 以下は、朝日の記事。はずかしくて削除されるかもしれないので、全文を引用しときます(^^)。赤い部分に注目!

「ティラノザウルスとニワトリは「血族」 米研究班が分析 2007年04月13日13時02分

 米ノースカロライナ州立大学などの研究チームは、6800万年前の恐竜ティラノザウルスのからタンパク質を抽出して分析した結果、遺伝的にティラノザウルスがニワトリの「血族」に当たる証拠を得たと明らかにした。研究論文は13日付の米科学誌サイエンスに掲載される。ロイター通信などが伝えた。

 鳥類と恐竜が進化上、近い関係にあるとの仮説は唱えられてきたが、分子レベルで確認されたのは初めて。鳥が恐竜から進化したとの説を補強する材料になるとみられている。(時事) 」
posted by 楽園のマスター at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シーサーの理由

 無料ブログサイトはいろいろとあるのですが、シーサーにしました。
 いまのところ、独自ドメイン対応、サブドメインタイプ、ディレクトリ(自由に作れる)の全てに対応しているのはここだけです。こういうのは、ふつう"Movable Type"をインストールしないと出来ません。

 ところで、シーサーって沖縄のあれ?

posted by 楽園のマスター at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | たわいもない日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はじめに

ここは、恐竜の楽園のマスターのブログです。サイエンスネタがメインです。恐竜情報などは、恐竜の楽園をご覧ください。
posted by 楽園のマスター at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 初めての方へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする